ロジクエスト株式会社 講演 メディア掲載

物流新時代 2019年6月3日掲載

 

「引越難民」の解決へ

 ~営業費用の大幅減と荷物の混載~
  引越サービス「ハイムーブ」 3~4割安く引越

 

 引越人材の不足、長時間労働の抑制から、昨年春から「引っ越しが出来ない」「引越料金が高すぎる」とする「引越難民問題」が起きているが、今年もヤマトホームコンビニエンスが新規受注を停止したことなどで、春の引越シーズンは昨年以上に需要がひっ迫し、230万円の見積もりが出たケースもあった。そんな中、引越し会社の一括見積もりサービスを行う(株)グライドは、今年1月から、引越の営業を簡素化し、混載を行う引越サービス「ハイムーブ」をスタート。引越料金の値下げを実施し、引越難民解消に位置役を買っている。


11の引越会社とお客を仲介

 ハイムーブは、11の引越会社とお客を仲介する。引越会社に代わって見積をして、契約まで行い、現在、単身引越を対象にサービスを展開している。
 
 お客がスマートフォンを通じ、引越予定日や現在および新居の住所・間取りといった最低限の情報を入力し、荷物の写真を撮って送ると即座に見積もりが表示される。
 
 見積もりの鍵となるのが、ビッグデータの活用である。グライドは、2014年1月の創業以来、引越一括見積サイトを運営するが、そこで培ったデータを活用している。
 
 引っ越しを検討するユーザーにとって、一括見積サイトは一度情報を入力すれば複数の引越会社の見積もりが確認できる点では効率が良い。
 
 しかし、名前や電場番号と言った個人情報や、家財情報などの項目の入力を求めるケースが多く、その結果、各社から電話がかかり、毎回同じようなやりとりをするのが面倒とする声も少なくない。


個人情報を入力することがない

 しかし、ハイムーブでは見積金額を出すだけであれば、個人情報を入力する必要がなく、見積もり金額をすぐに調べたいというニーズにも応えられる。
 
 引越業者としても一括見積サイトは、相見積もりが前提となるため成約率が低いことや、営業スタッフの人数が限られているところでは十分な対応ができないことも課題であった。
 
 ハイムーブでは算出した金額にユーザーが納得した場合のみ、手続きが進められる。その後、ユーザーと引越し業者をマッチングさせる。
 
 ユーザーからどのような依頼が来ているかを示す「発注依頼表」を見た引越会社が案件を取りに来る仕組みだ。
 
 引越会社がユーザーに電話で荷物、金額の再確認、日程の調整の上、引越作業を行う。引越業者は確定した案件ふぁけ紹介されるので、営業コストが大幅に削減できる。
 
 もうひとつのポイントが引越荷物の混載だ。
 
 通常、近距離の引越は、トラック1台を貸し切るため、トラックに無駄なスペースが開いていた。しかし、ハイムーブでは、複数のお客の引越荷物を1台のトラックで混載する。
 
 作業時間はフリーを前提としているので、トラックを無駄なく効率的に稼働させることができ、引越料金の値下げを実現している。


荷物が少なかった場合 金額が減少

 グライドの担当は、「場合によっては相場より3~4割安く提供することも可能。見積もり金額については、写真に写っていなかった荷物があった場合や、階段数が多い住居、タワーマンションなどであった場合はその後のの金額が上昇する場合がある。逆に運ぶ荷物が予定より少なかった場合は金額が減少する。思ったより運ぶ荷物が少なかったという事例はよくり、ゆーあーの方には喜ばれている」と話す。
 
 また、「当初は東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県でサービスを実施していたが、現在では北海道、名古屋市、大阪市、福岡市でサービスを実施している。価格や手間で断念する人は多いため、今後の随時サービスのエリア拡大を行っていきたい」とサービスの利用状況を踏まえながら対象ユーザーの買う題も進めていくという。

 物流コンサルのロジクエスト株式会社の清水一成代表は、「WEB予約は、営業コストを削減できるのが大きなポイント。そのため案かね値段でサービスを提供できる。
 
 『きめ細やかに荷物を運んでほしい』というお客様はレベルの高いサービスを利用することで、問題が解決できる。そのためここですみ分けが出来るようになった。今後は、日程、時間などをどれだけ合わせられるかが課題となるだろう」と話す。


 
 
 
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